こんにちは。
今回も本をご紹介したいと思います。
それがこちら「はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児」。
影草さん(母)が、健常者でも知的障害者でもない、知的ボーダーのヨシ君(息子)と、人との付き合いや進学などに苦労しながらも、ヨシ君の意思を尊重し、最善を尽くすお話です。
発達障害についてもですが、教育とは何か?サポートとは何か?などの問題点も出てきます。
1.知的障害者手帳がもらえない
小学生のヨシ君は、日常生活でも学校生活でもサポートが必要なのですが、知的障害者に交付される療育手帳が、ヨシ君の場合「IQ75以上」という理由でもらえませんでした・・・。
ヨシ君が六年生の頃、中学進学について、普通学級も特別支援学級も難しかったため、影草さんはとても苦労しました・・・。
2.偏見や脅迫
一部の医者や先生などは、ヨシ君や影草さんのことが理解できず、「そんなに子供を病気にしたいワケ?」「すぐ転校しろ!!」など、心無い言葉を浴びせます・・・。
医療や教育のスキルがある方々でも、こんなに酷いことが言えるとは・・・すごくショッキングです・・・。
最後に、こちらの本の口コミで、私がとても共感した言葉があります。
『障がいのあるなしに関わらず、その子の性格や個性、子どもの要望にあった形で、教育が提供されて欲しいと心から願います。』
確かに普通の子でも、いじめや登校拒否、苦手な教科などで苦痛を感じる子はたくさんいます。
フリースクールや自宅学習など、良い点や注意すべき点を把握して、子どもにとって最も良い学習環境を整えてあげれるといいですね。
それでは、また次回の更新もよろしくお願いします。